
坂井 直樹(さかい なおき)
コンソーシエイト
コンセプトクリエイション
クリエイティブディレクション
ブランディング
誰もやったことがないからこそ、やる価値がある。今、世の中に無いものを作ることにデザインの役割がある。これが私の信条です。
Be-1、O-productなど初めて手がける仕事が、不思議と大ヒットしたのです。ファッションの世界から入った私は、一般の人々よりも一歩先を見る目を養ってきました。新しくチャレンジする分野では素人かもしれません。でも、プロフェショナルは改善することは上手いですが、環境に慣れてしまい新しい発想は生み出しにくいのです。素人だから起こせる
大きな革命もあります。
80年代、私はデザイナーでもプロデューサーでもなく、コンセプターという今まで存在しなかった肩書でメディアに登場しました。コンセプターとして、人々の欲望を可視化して
いくツールが、EP(Emotional Program)です。コンセプトとは、シンプルに言えば、人々のエモーションを刺激する「たくらみ」です。有能なデザイナーも、優れたコンセプトがなければ、素晴らしい仕事はできないはずです。
私と一緒に革命(イノベーション)を起こしましょう。
専門分野:
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コンセプトクリエイション
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テキスタイル・ファッションデザイン
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プロダクトデザイン
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ブランディング
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企業戦略
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クリエイティブ・ディレクション
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企業・イベントプロデュース
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リサーチ手法開発
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リエゾン業務
1947年に京都に生まれ、京都芸術大学に在学中の19才の頃、渡米後サンフランシスコでTATOO COMPANYを設立。日本の伝統的な入れ墨に、その当時のコンテンポラリーなモチーフをコラージュしたTシャツでアメリカで大反響を呼びました。
1973年に帰国後、「水のように柔軟に変化する」という意味を込めたWATER(その後、WATER STUDIO、water design scope、WATER DESIGNに社名変更)を設立。当時まだ観念がなかったデザインマネージメントの手法によりファッションビジネスをプロデュースしていきました。そのブランド開発ツールとして機能したのが、後にプロダクト領域にも展開されたEP(Emotional Program)です。
1983年頃より従来のファッションからプロダクトデザインへと軸足を移しました。大きな転機は、それまで自動車免許も持っていなかった私がコンセプトクリエイションをしたカー・デザイン。第1号となった日産Be-1は1987年に発売され、ほぼ一週間で完売となる空前の大ヒットとなりました。その後も、Pao、Figaro、Rasheenと日産のパイク
カーは立て続けの成功を収めることができました。
MoMAのパーマネントコレクションとなったオリンパス O-product、ロングセラーとなった沢の鶴「玉兎」やCassina Boomerang、ブランド解析ツール EP-engine(現在はマクロミル社がBrand Data Bankとして運営)など、現在まで様々な企業やクリエイターと関わり、あらゆる領域のブランドにコンセプターとしてコンセプトを提供してきました。
WATER DESIGNと並行し、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)教授(2008年~
2013年)、成蹊大学客員教授(2013年~2016年)として教鞭をとってきました。